《洒落怖》ドイツの小さな民宿

死ぬ程洒落にならない怖い話
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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?5

418 :417:2001/06/07(木) 16:33
教えてだけでも何ですので、僕の怖かった話を一つ。

ドイツ郊外での話ですが、大学の夏休みに、友達二人と車で旅行に出かけました。
小さな民宿に泊って、その次の日は500キロくらい走行する予定だったので、皆で早めに床に就いたのですが、夜中に友人がうなされて目を覚ましました。
どうしたのかと聞くと、

 

「すごい怖い夢を見た。クローゼットの中にオバケがいて、その奥の方の暗い部屋に俺を閉じ込めようとした」

 

僕は正直、いい歳こいてクローゼットのオバケってと呆れたのですが、真剣に怯えているので、クローゼットを開けて、「ホラ何にもいないだろ」と安心させてやりました。

翌朝、宿の奥さんが朝食の時に、

 

「あなた達の泊ってる部屋に、大戦中ナチスから逃れるために作った隠し部屋があるんだけど、見せてあげるわ」

 

「それって、もしかしてクローゼットの奥ですか?」

 

「あら、知ってたの。でも、結局ここの住人だった人、見つかって収容所に入れられたんだって。悲しい話ねえ、戦争はもう懲り懲りよ」

 

ちなみに、その友人は半分ユダヤの血が入ってる奴で、その日は一日中ブルーでした。


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死ぬ程洒落にならない怖い話短編
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